ココロとカラダをみがこう!  心體術

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木鶏(もっけい)・・・

以前、よく心の師から「木鶏(もっけい)になるんだよ・・・」と何度となく言われてました。

そしてご自身のことは「未だ木鶏たりえず・・」とおっしゃってました・・・

木鶏とは荘子にでてくる有名な話ですよね。

昔、中国に紀悄子という人がいて王様のために闘鶏を養っていましたが、ある時すごい闘鶏を手に入れます。

王様が10日ほどたってから「もう闘わせてもいいか」と尋ねると「いえ、まだ空威張りして闘争心があるからだめです・・」と答えます。

もう10日ほどして王様が「どうだ、もうそろそろいいか」と聞くと、依然として「いえ、ほかの闘鶏の声や姿を見ただけでいきり立つからまだだめです」と。

さらに10日たって聞くと「いけません。まだ目を吊り上げ威張っていますから話になりません」と。

さらに10日たって聞くと「もうそろそろでしょう。他の闘鶏が鳴いていても態度が変わりません。まるで木鶏のようです・・」

実際に闘わせてみると、ほかの闘鶏は闘わずして逃げてしまいました・・・。

他の闘鶏が闘わずに逃げてしまうほどに仕上がった闘鶏の話しで、褒められても、けなされても、鳴かず、吠えず、いきり立たず泰然自若とし、まるで木彫りの鶏のようだ・・という話し・・・。


また、猫の妙術の中の古猫も同様・・・。

腕の立つ剣術者の家に一匹の大きな鼠がいて、白昼堂々と家中走り回わるので、剣術者は飼い猫に鼠を捕らえさせようとします。

しかし窮鼠猫を噛む。飼い猫は泣き声をあげて逃げてしまいます。

しかたなく剣術者は近所から強そうな猫を集めてきて鼠の部屋に入れます。しかし、その鼠はとても強くて凄まじいものだから、猫たちはすべて尻込みしてしまいます。

そこで少し離れた町に並々ならぬ古猫がいることを聞いた剣術者は、その古猫を借りてきます。

しかし借りてきた猫を見れば、あまり強そうでもなく、利口そうでもない。

が、鼠のいる部屋に入れると、例の鼠は身をすくめてしまって動きません。

古猫は何事もなげに、のろのろと鼠のそばへ歩み寄ると、難なく鼠をくわえて戻ってきた・・・という話し。。


いやぁ~、そんな境地になれたらなぁ・・・なんて思ってしまいますよね。。。





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